電験マンのブログ

電験三種の過去問の回答・解説を掲載します。

電験三種 R2(2020年).理論 問14

[問題]
物理現象と,その計測・検出のための代表的なセンサの原理との組合せとして,不適切なものを(1)~(5)のうちから一つ選べ。



[回答・解説]
この問題は一見難しく感じますが、すべての選択肢の正誤が分からなくても正解する事が出来ます。

(1)は電験三種の基礎知識と言えるファラデーの法則についてです。
ファラデーの法則は、電磁誘導によって発生する誘導起電力は、磁束の変化量に比例するというものです。
公式は、 E = -N\dfrac{ΔΦ}{Δt}[V]となります。
E: 誘導起電力[V]
N: コイルの巻き数
ΔΦ: 磁束変化量[Wb]
Δt: 時間[s]

ファラデーの法則は光とは関係ないのでこの選択肢は間違いとなり、答えは(1)となります。
(2)~(5)は電検三種ではほとんど問題に出ない知識であるため覚えておく必要はありません。(1)が分かれば正解することが出来ます。